瓦屋根の耐震性について

瓦屋根の耐震性

瓦が地震に弱いって本当!?

近年、地震や災害が起きると瓦の耐震性についてお問い合わせを受けることが多くなっています。 「瓦が重いから地震に弱いと聞いた」 メディアや新聞などで報道が繰り返しなされたことで、不安に思われて軽量なスレート屋根に変更等を希望される方が言われる言葉です。しかし、実際には2001年に策定されたガイドライン工法で施工された瓦屋根は震度7クラスの大震災でも安全性が科学的に検証されています。 瓦屋根自体の耐震性もそれ以前から検証済みであり、一般的に言われる瓦は重いから地震に弱いというのは誤りです。

地震や台風でも安心なガイドライン工法

正しくは「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」という名称で、阪神淡路大震災を始めとした大地震に耐えるべく、数多くの実験を繰り返して定められた工法です。施工方法を簡単にご紹介すると、耐震補強用の金具を取付け、棟と家を一体化して耐震性能を高めています。もちろん、台風などの強い突風にも耐えられるように様々な工夫が凝らされています。

地震で家が倒壊する理由は?

スレートや金属屋根でも倒壊することがあります

地震で家が倒壊するのは屋根が瓦だからというわけではなく、軽量なスレートや金属屋根でも倒壊するものは倒壊します。一番の倒壊原因は住宅の根本の構造にあるからです。 耐震診断に基づいた耐震補強がなされていない住宅は、屋根の重さにかかわらず倒壊する可能性があります。 壁の筋交いや補強、基礎や土台の補修・劣化対策が何よりも重要であり、これらの耐震補強がなければいくら屋根を軽量化しても効果は見込めません。また、地盤も重要です。著しく軟弱な地盤では必要とされる耐力が1.5倍とされており、過去の地震被害でも地盤の弱さから倒壊に至ったケースが数多く見られます。

瓦が地震に弱いというのは間違い

まとめ

(1)耐震診断に基づいた耐震補強がなされていない住宅は、大地震時に倒壊する危険性がある
(2)瓦だから地震に弱いというのは間違い
(3)耐震補強と正しく施工された瓦屋根にすることが大切

このページでご案内した内容以外にも、瓦業界のプロが検証を重ねて瓦と災害の対策を数多く検証しています。 科学的に立証されたデータも多く存在し、業界全体で瓦屋根の耐震性に対する正しい情報や風評被害の払拭に取り組んでいます。 もし、ご自宅の屋根と耐震対策のことで気がかりなことがありましたら、お気軽に窪弘商店にご相談ください。 しっかりとご案内をさせていただきます。

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